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文化・芸術

2015年7月16日 (木)

たまっこ座が届けてくれたもの

 
地域の子育ての活動、
もうかれこれ18年くらいしている。
今日は、3才からの低学年向けのお芝居
「いちにのドン」太鼓と芝居のたまっこ座を
お呼びしている。
一緒に会場をつくるので、搬入といって
大道具、小道具、舞台装置のセットか照明器具など
トラックから運び、舞台裏まで運ぶお手伝いをする。
この搬入はとても面白いのだ。
今日も、たくさんの道具の数々・・。
太鼓は実に大小様々10個以上はあった。
その太鼓のカバーが手作りだ。
大道具のほとんどは、手作り。
もう、ここで愛を感じる。
 
今日の会場は何名くらいいたかな。
低学年、幼児、幼稚園生、大人、青年、
開場が満席になるように
みんなで活動している。
サークルをつくって、私たちも
子どもの子育てを仲間としてきた。
本当に、孤独を感じることなく
子育ての輪があって安心できる場所だった。
サークルが活気づくと、人が集まってきた。
我が子のまわりの環境をよいものにするために
人と人をつなげて輪を広く。
 
子どもはほっといても、大きくなるが
この純真な、まっさらな小さな時にこそ
良質なものを出会わせて欲しい。
それは、親が選択するものだけど、
どんな子どもに成長して欲しいかと考えるとき、
やっぱり、心のありかたを重視して欲しい。
心にはたくさんの栄養を与えていかないと
歪んだり、折れたり、しぼんだりしてしまう。
 
太鼓の音が、ズドンズドンと腹に染みわたる
篠笛の音、鈴の音、小さい太鼓、
名前も分からない楽器があって
貝殻の殻をこすり合わせて蛙の鳴き声を表現したり
いろいろな楽器らしきものが登場する。
太鼓が連なって、機関車が出発すると、
日本の原風景が眺められるような演出だ。
機関車の走る速さが、太鼓のリズムでわかる。
機関車のバックの景色を楽しむような演出、
あ、踏切・・、牛だ・・、田植えをしている、
あ、トンネル・・、出てきたら運転手の顔が真っ黒・・
石炭が足らなくてゆくっり走ってる・・
人間って、限りなくいろいろなことが生み出せるんだ、
感動である。
 
春駒太鼓という演目で、私は涙が出た。
太鼓の迫力に圧倒されたのかな
太鼓をたたいてる方、女性が多いんだけど
お若い方もいれば、私たちと同年代くらいの方も
いらっしゃる。
若い男性は動きが、力強く柔らかく、
スピーディーで、軽やかで思わず注目してしまうのだけど
小柄な女性が男性にも劣らず力強さを見せて
全身全霊で太鼓をたたく姿が素晴らしかったのだ。
とにかく、すごい運動量なのだ。
お腹に響く太鼓の音が
ズンズンドンドコ・・・ズンズンドンドコ・・・
音を感じる、体で感じる、人の生き方を感じる
感じることが生きていること
その実感で涙がでた
 
『この不況の閉塞感から脱却するには
よりよい文化が必要だと強く思う』と
演出家のお言葉。
劇団にとっても舞台を続けていくことは
容易なことではないそうだ。
けれども、見続ける人がいる限り、
からだを張って届けてくれる。
ここでもまた、生き方を問われた気がする。
 
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